北栄町松神の松神神社で、五穀豊穣(ほうじょう)と集落や家庭の幸せと安全を祈って100年以上前から続く奉納相撲の「七日日(なぬかび)相撲」が行われた。小学生以下の子ども11人が勝ち抜き戦で取組をし、境内には応援の声が響いた。
かつて相撲を中止したところ「集落でたびたび火事が発生したため、奉納相撲を再開したら災害などがなくなった」との言い伝えがあることから現在まで続いている。
昔は大人の取組もあったが、現在は小学生以下で行われている。当日は、児童9人と幼児2人が取組を行った。
北条小6年の牧田一咲さんは「同級生の男子がとても強くなっていたので大変だったけど、一生懸命頑張った」、根鈴結衣さんは「みんなのかけ声で、押すだけでなく引いたりするとうまくいった」と話した。
根鈴二三雄自治会長は「この相撲が長年、地域の交流の場となっていることが喜ばしい。子どもたちが一生懸命取り組んでくれたので、とても良い奉納になった」と話した。