過疎地の先進モデルに 相互交流を提案 関学大の講師ら町長を表敬訪問

 智頭町山形地区の高齢者生きがいサロン「森のミニデイ」の取り組みをこの夏ヒアリング調査した関西学院大の講師らが、同町に金児英夫町長を表敬訪問した。キャンパスがある兵庫県三田市で取り組んでいる地域活動と連携し、「智頭の先進事例を全国の過疎地のモデルにしたい」と相互交流を提案した。

 関西学院大の畑井克彦非常勤講師らが、山形小を拠点に森のミニデイに取り組んでいる山形地区振興協議会の大呂佳己会長とともに金児町長を訪ねた。フィールド調査の報告書を持参し「智頭の活性化の取り組みこそ大きな財産。双方で交流、協力して全国に発信したい」と提案。金児町長は「20年の活動の歴史があり、智頭のまちづくりの基盤になっている。報告書をエールと受け止め、協力していければ」と応じた。

 関西学院大の学生や講師ら7人は、8月7、8両日に調査のため来町。住民と交流する中で、学生らから「なぜこんなに生き生きとしているのか」「刺激的でまぶしく、ほれぼれした」など感激の声が上がった。帰校後の話し合いで、森のミニデイを三田市でも「三田活性化隊」の新たな活動として取り入れたいとする提案があったという。(寺谷寛)

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