温泉地の文化や暮らしを知って 来月14日、三朝で移住体験ツアー

 移住希望者に身近に温泉がある暮らしを体験してもらおうと、三朝町は9月14日に「温泉地de移住体験ツアー」を開催する。ツアーでは、温泉街周辺の空き家や共同浴場の見学、浴育授業など温泉地ならではの魅力を感じられるプランを用意。企画した町地域おこし協力隊の森田柾さん(33)は「地元企業や団体と協力し、文化や暮らし、働き方を深く知ることができる内容になった。三朝町に興味を持つきっかけになれば」と意気込む。

 空き家の見学では、同町が誇る世界屈指のラドン泉・三朝温泉近くにある物件を巡る。温泉街にある空き家には浴室がない物件が多いことを踏まえ、地元住民が管理する共同浴場にも足を運んで実際の暮らしをイメージしてもらう。

 温泉旅館の三朝館(同町山田)では、浴育授業として温泉の歴史や入浴マナーを学ぶほか、浴場の清掃も体験。昼食は地域の女性グループ「アロエの会」が三朝米など地元食材を使った料理を振る舞い、“じげの味”を堪能しながら住民らとの交流も楽しむ。

 森田さんは「移住はIターンをイメージされがちだが、Uターンも大歓迎。県内外を問わず、少しでも三朝町への移住を考えている人にぜひ参加してほしい」と呼びかけている。

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