主に包丁、ナイフなどの刃物の切れ味を復活させてくれる、研ぎ屋「タルイハモノ.」を訪れました。

 

昭和町ホックの向かいにあります。

刃物は使っているとツルツルになり、物に食い込まなくなります。そこで、研いで、顕微鏡でしか見えないほどの微細なギザギザを作り出します。

我が家の包丁も、力を入れなければカボチャが切れず、ネギも繋がってしまう状態。いい包丁ではありませんが、とオーナーの樽井さんに見せると、「100円のでも数万円の包丁でも、研がなければナマクラ包丁です。値段じゃないですよ」とのこと。

 

ほんの5分で、切れ味がよみがえる!「プチメンテナンス」

メニューには、切れ味を良くするための刃先メンテナンス「プチメンテナンス」(550円)と、切りやすさを向上させるために厚みや形を調整する「しっかりメンテナンス」(金額は都度見積もり)が用意されています。
 

欠けやゆがみなども見て、その包丁のベストコンディションを引き出す「しっかりメンテナンス」

 

 
皮で余計な突起やとげを取って完了。新聞だってスパッと切れる!

調理師として15年の経験を持つオーナーの樽井勇介さんが包丁研ぎを始めたきっかけは、友人からの依頼でした。世代を超えて古い包丁が生まれ変わったり、今あるものを最高の状態に保つことで、日常が豊かになる事を目指しています。

パン切りナイフも研いでもらえます。

 

 


とはいえ、毎回来店するのも手間だろうということで、誰でも簡単に切れ味をキープできるメンテナンス器具「ITOBA」を開発し、近日発売予定です。

 

「ITOBA」は、和包丁の仕上げにつける細い刃「糸刃」にちなんで名付けられたメンテナンス器具。

「ITOBA」は、一定の角度が付いており、子どもや女性でも5分程度で切れ味が復活。月に一度程度のメンテナンスで切れ味を保てるそうです。

 

研いだ包丁でかぼちゃや玉ねぎを切ると、まるで吸い付くように食材に包丁が入り、気持ちよく切れるという〝日常の価値〟を再認識しました。

 

気持ちよく切れるから、調理もサクサク進む!

「切れてる包丁は研がなくていいと言いますし、どんなメンテナンスが必要か、診断します。まずは持って来てもらえれば」と樽井さん。
タルイハモノの包丁ケアは、日常の質を高め、調理師ならではの感覚でまな板へのあたり感をちょうどよく仕上げてもらえます。

整理収納アドバイザー
つのださちこ
結婚を機に米子の住人となり、はや10数年。鳥取は何もないという人も多いが、じゃあ楽しい事を作ればいいよね、と思いアレコレ活動中。小学生のころ、新聞係で作文が好きでした。そんな昔取った杵柄的な経験を活かして、山陰にはこーんな面白いところがあるよっていう事をお伝えしていけたらと思います。整理収納アドバイザーとして夢を叶える家づくりの提案も行っています。5人家族。好きなキャラクターはスヌーピー。