水木しげる記念館入館者数450万人達成 静岡の家族を鬼太郎やねこ娘が祝福

 境港市本町の水木しげる記念館で25日、2003年3月8日の開館以来の累計入館者数が450万人を達成し、節目の入館者となった静岡県吉田町の会社員、時見直幸さん(44)に記念館の年間フリーパスやオリジナルグッズが贈られた。

 時見さんは、妻と3人の子どもと2泊3日で山陰旅行の途上で、初めて水木しげるロードを観光し、記念館を訪れた。庄司行男館長(68)と着ぐるみの鬼太郎やねこ娘から祝福を受け、一緒に記念撮影。「長女(7)と次女(4)が『ゲゲゲの鬼太郎』にはまっているので、ぜひ来たいと思っていた。特別な思い出になります」と喜んだ。

 同記念館は老朽化に伴い全館建て替えが行われ、約1年間の休館を経て今年4月20日にリニューアルオープン。1・5倍の広さになり、戦争体験を含めた水木さんの足跡と功績を多角的に紹介している。450万人達成には、東京在住の水木さんの妻・武良布枝さん(92)が感謝のコメントを寄せ、庄司館長は「次は500万人を目指し、みんなでがんばりたい」と話した。

 一方、記念館のリニューアル効果などで、水木しげるロードも同日、今年の入り込み客数が昨年1年間の累計に匹敵する150万人を突破した。市観光振興課は「年間約204万人だった2017年とほぼ同じペースなので、目標の200万人は超えるのでは」と期待している。

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