練習場で注意呼びかけ 選手らに特殊詐欺手口紹介 ねんりんピックはばたけ鳥取

 60歳以上の高齢者を中心に健康保持や社会参加の促進のため開催されるスポーツと文化の祭典「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」に向けて練習する選手たちに特殊詐欺被害防止の意識を高めてもらおうと、鳥取署は20日、鳥取市内で講習会を行った。署員のほか、大会のマスコットキャラクター「あおやかみじろう」と同署の「ラクピー」も駆けつけ、被害防止を呼びかけた。

 高齢者が集まる練習の場で、特殊詐欺に対する知識を伝えるのが狙い。この日は、ボウリングの選手らを対象にし、鳥取スターボウル(同市松並町2丁目)で実施した。

 講習会では同署生活安全課の吉田千佳警部補が、還付金詐欺などの手口を紹介。犯人から通信アプリLINE(ライン)で偽の警察手帳の画像が送られてくることがあるとし、「電話やメールで個人情報を聞こうとする相手は詐欺を疑ってほしい」と訴えた。

 同市のボウリング同好会「フルマーク会」のメンバーでねんりんピックに出場する中川行雄さん(74)は詐欺が疑われるメールが届いたことがあるといい「引き続き注意していきたい」と話した。

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