華道家元池坊鳥取おおち支部10周年花展「伝えたいこころ~今を愛(め)でる~」が30日、鳥取市のとりぎん文化会館で始まった。支部員らが心を込めた力作が展示され、生け花の美しさを伝えている。1日まで。
池坊いけばな伝統の「立花(りっか)」や「生花(しょうか)」、制約のない「自由花」の三つの形式で支部員が生けた約80点のほか、県東部の小中高生らの約65点を展示。葉が木枯らしに吹く様子や、クリスマスをイメージするなど季節感あふれる作品も並ぶ。
今春から生け花教室に通う智頭町の水川真菜巳さん(26)は「多彩な生け方が学べたので参考にしたい」と話した。