お弁当 子どもたちがお届け

手書きの一言も 倉吉・河北小児童

 上井地区社会福祉協議会(三浦貴志会長)は、倉吉市大平町の上井コミュニティセンターを中心に、児童の「給食配送ボランティア体験」を行った。河北小の5、6年生11人や給食と配送のボランティアら約40人が参加。地域のお年寄りに児童手書きのメッセージと給食弁当を届けた。

児童から給食弁当を受け取り笑顔を見せるお年寄り

 児童は給食受給者へのメッセージを書いた折り紙でペンギンを作り、11班に分かれ、給食ボランティアが作った弁当を配送ボランティアと一緒に、90人の受給者宅へ届けた。

 訪問した児童は「暑いので熱中症に気をつけてください」と声をかけ、メッセージ折り紙と給食弁当を手渡した。受給者は「楽しみにしていました。とてもうれしく元気が出ます。ありがとう」とお礼を述べた。

 配送後は、同センターで「給食ボランティアの会」(山田美砂子会長)が作ったカレーライスを食べ、感想を発表した。

 6年生の山口紗和さんは「訪問先で喜んでもらいうれしかった。健康に気を付けて元気でいてほしい」と笑顔をみせた。三浦会長は「児童のボランティア精神の育成と訪問を楽しみにしている受給者のためにも活動を続けたい」と話した。

調理も手際よく 鹿野学園女子生徒

 鳥取市鹿野町で調理が困難な高齢者世帯に昼食のお弁当を配達する「配食サービス」に、地元の鹿野学園8、9年生の女子生徒5人が、夏休みを利用してボランティアとして参加し、調理や配達を手伝った。

ボランティアで弁当を届けた女子生徒

 女子生徒は1~8日の火曜、木曜日の3回参加。1日の弁当のメニューは塩さばと野菜の天ぷら、焼きなす、中華あえなどで、7人の調理ボランティアに同学園の8年生の女子生徒2人が加わり、天ぷら用の野菜を切ったり、お弁当箱におかずを盛り付けたり手際よく手伝った。

 参加した同学園8年の山田理央さん、佐藤瑠海さんの2人は「家ではあまり手伝いができていないので、貴重な体験ができ役立ってよかった」とうれしそうに話した。調理ボランティアからは「とても手際がいいね、普段から手伝いしてるの」などと聞かれていた。

 31個の弁当が完成すると、配達のボランティアと一緒に町内への配達も手伝った。

 同町鹿野の乾恭朋さん(91)宅を訪れ「お弁当をお届けに来ました」と手渡すと、乾さんは「ありがとう。お陰でこれからも元気でおれるよ」とうれしそうに受け取った。

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