智頭農林高(智頭町智頭)で、生活環境科の3年生3人と、ちづ保育園の年長児24人との藍染め交流が行われた。ハンドタオルへの藍染めを一緒に楽しみながら、高校生らはコミュニケーション能力の育成や集団保育の果たす役割について学んだ。
「子どもの発達と保育」の授業の一環。保育実習を通して、保育士の声かけの様子を学び、園児との交流を図っている。
この日は生徒が藍染めの方法について説明した後、園児はそれぞれ染液の中でハンドタオルをもみ込みながら「きれいになあれ」「青になったよ」と言いながら藍色に染め上げた。その後、水洗いを繰り返して仕上げた。
建部司ちゃん(6)は「白かったのに色が付いてびっくりした。大切にするね」と笑顔。勝原愛里さん(17)は「子どもたちが素直に作業してくれてうれしかった。藍染めの難しさや達成感などの魅力を広められたら」と話した。