特急「やくも」段階的に新型車両に JR西が導入計画発表

 JR西日本は16日、4月6日から順次運行を開始する特急「やくも」(出雲市-岡山間)の新型車両「273系」の導入計画を発表した。段階的に新型車両で運行する本数を増やし、6月15日からは全15往復が原則、新型車両で運行される。これに伴い、リバイバル塗装で運行されている現行の「381系」は、6月14日に運行を終える。

 伯備線で約40年ぶりとなる新型車両となる273系は計44両(4両11編成)を導入。15往復のうち、4月6日から6往復、同26日から8往復、5月7日から10往復を新型車両で運行し、6月15日に導入を完了する。

 新型車両の導入で、かつて伯備線を走った歴代「やくも」の塗装を施した381系のリバイバルシリーズは順次、運行を終了。紫色が基調の「スーパーやくも色」を含め、先頭車が展望車となったパノラマ編成の車両は4月5日に運行を終える。クリーム色の車体に赤色の帯が入った「国鉄色」と、緑色の帯の「緑やくも色」は6月14日にそれぞれラストランを迎える。

 381系のうち、朱色の帯の「ゆったりやくも色」の“完全引退”の時期は未定。6月15日も岡山発出雲市行きのやくも1号で運行する予定で、新型車両への置き換え後も多客時などに走ることがあるという。

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