働くことへの興味深め 倉吉東中 社会人講師招き授業

 将来のキャリアについて学ぼうと倉吉市の倉吉東中で15日、さまざまな職業の社会人を招いた授業が行われた。1年生90人はグループごとに、建築士や新聞記者、警察官など6分野の講師の授業を受け、仕事への興味を膨らませた。

 鳥取県次世代女星育成事業として派遣された米子市の米子オートセンターの友森絵美社長(42)は、自動車整備業界について講演。かつて同業界は女性に閉鎖的で、整備士を目指していたがスムーズに就職できなかったとし「1年で3級整備士、2年で2級整備士、5年で自動車検査員の資格を取ることを約束して入社した」と自身の経験を披露した。

 勉強、仕事、子育てをこなしながら資格を取得したことを振り返り、「出産、育児を経て女性が職場に戻りやすいよう、業界全体として取り組んでいる」と強調。工具や機器の開発が進んだことで、女性でも作業がしやすくなった事例や仕事内容なども紹介した。

 1年の鈴木瞳志さん(13)は「自動車整備士は試験も仕事内容も難しそうだが、興味が深まった」と話した。

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