小さな力士 白熱 倉吉幼稚園「すもう大会」 思わず悔し涙も

 倉吉市の認定こども園倉吉幼稚園は、近くの市営相撲広場で「すもう大会」を行った。まわしをつけた小さな力士たちが保護者らの大声援を浴びながら、熱い取組を展開した。

 50年以上続く同園の伝統行事。力を出し切る大切さを学ぶほか、丈夫な体づくりや土踏まずの形成にも役立てている。

 大会では、0歳児から年長児の122人が土俵入り。年中児以上はトーナメント方式で対戦し、横綱を目指して男女別に白熱した取組を繰り広げた。土俵に転がされて悔し涙を流す園児もおり、保護者や職員からは「よく頑張った」「かっこよかったよ」と温かい拍手が送られた。

 年長児の部で横綱の座に輝いた衣笠隆仁ちゃん(5)は「朝も練習してきた。優勝してうれしい」と満足そうな様子。中村奏希ちゃん(5)は「相撲は面白くて好き。楽しかった」と笑顔で話した。

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