鳥取県との友好交流提携30周年を記念して来県した韓国・江原特別自治道の地方自治団体と鳥取県の地方自治団体が9日、鳥取市内のホテルでそれぞれの地域活動を紹介し、意見交換した。日韓合わせて60人が出席し、両県道の友好発展のため、民間交流をさらに強めていくことを確認した。
韓国で町内会や自治会に相当する里・統長連合会の会長や事務処長らと、鳥取市自治連合会の土橋周美(ちかよし)会長がそれぞれの組織体系の概要や活動内容を紹介。防災・防犯、福祉、交流、環境美化など、互いの取り組み事例を伝え合った。
両団体は相互交流活性化の提案書を手渡し、地域経済、文化、観光の分野で定期的に交流していくことを確認した。同自治道の金鎮台(キムジンテ)知事や鳥取県の池上祥子統轄監らも含めた出席者で、民間交流の進展に向けたスローガンを宣言し、草の根の交流を継続していく決意を共有した。