鳥取県米子市の市美術館で「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2~田中達也 見立ての世界」(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ特別協賛)が8日に開幕するのを前に、同館で7日、オープニングセレモニーが開かれた。関係者らはテープカットで祝うと、国内外で評価の高いミニチュア写真家で見立て作家の田中達也さん(43)の力作をじっくりと鑑賞した。同市では2022年以来3年ぶり2度目の開催となり、作品を一新した。
田中さんは、日用品や食品を別の物に見立て、ジオラマ(情景模型)用の小さな人形と組み合わせて独創的な作品を制作している。今展は、立体作品と写真パネルなど約170点を展示する。
セレモニーで、米子市の伊木隆司市長は「社会ではいろいろな出来事があるが、作品を見てほっこりしていただきたい」と展示の魅力をアピールした。続いて内覧会が行われ、田中さんが作品の見どころや見立ての狙いを解説した。来館者は足を止めて1点ずつ見入っていた。
同展は3月24日まで(会期中無休)。