とっとりの鉄道120年 第2部 鉄道の発展と地域 (14)鳥取大火と米軍の救援

  • レーション(C-7)。鳥取大火の罹災者1人につき1箱(6日分)が配られた。肉、野菜、ビスケットなどの缶詰、インスタントコーヒー・ミルク・砂糖、たばことマッチ、プラスチックのスプーンなどが入っていた。頑丈な箱は、子どもの勉強机としても使われたという(鳥取市歴史博物館で展示中)

 1952(昭和27)年4月17日、市街地の3分の2を焼失する鳥取大火が発生した。戦後最大の火災被害に対して、各方面からさまざまな支援物資が届けられた。中でも、肉や野菜の缶詰、ビスケット、インスタントコーヒー、たばこなどが詰まったレーションという米軍の戦闘食糧は、多くの人々の記憶に残っている。

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