台風漂着ごみ清掃 キッズトライアスロン前に 岩美

 岩美町大谷の大谷海岸で19日、台風7号の影響で漂着したごみの清掃作業があった。27日開催予定の岩美キッズトライアスロン全国大会を前に、「県外から参加する選手に安心して出場してもらおう」と地元自治会らがボランティアで実施した。

 同海岸は河口近くにあり、大雨が降ると河川から流出したごみが漂着しやすい。15日の台風7号でも、大きな流木や枝などが大量に押し寄せた。

 清掃活動には地元大岩地区の2自治会に岩美町教育委員会の職員らを加えた約50人が参加した。熊手などで漂着ごみを集めて手押し車に積んだり、大きな流木を力を合わせて運んだりして1時間ほど片付けた。

 大岩地区自治会連合会の田中博樹会長(70)は「台風の影響でごみが多く大変だったが、きれいにできた」と話した。

 同大会の開催は2019年以来4年ぶりで、近畿圏を主にした小学生112人が全国から参加する。鳥取県トライアスロン協会の山根一朗会長は、使用会場が広大な競技の特性上、一度中止になった大会の復活は難しいと説明し「地域の力があってこそ再開できる」と感謝した。

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