鳥取県中部地区の公立小中学校事務職員を対象とした「社会人のための新聞講座」が18日、倉吉体育文化会館で開かれた。約30人の職員が参加し、日本海新聞を教材として教員や保護者らに情報を効果的に伝える文書の書き方を学んだ。
講座は、新日本海新聞社のNIB(ビジネスに新聞を)活動の一環。同社中部本社読者センターの記者が講師を務め、新聞の見出しの特徴や重要な事項を最初に書く逆三角形の記事構成などについて説明した。
実際に校内で配布される各種案内文書を、分かりやすく書くための修正点も解説。「文章はできるだけ簡単な言葉を使い、強調する点を見出しに取って目立つようにすることが効果的」と助言した。
職員は6班に分かれ、相談しながら既存の文書を分かりやすく修正する作業に取り組み、修正した文書を発表した。受講した職員は「重要な事項を目立たせることの大切さを認識した」「分かりやすい情報提供を心がけたい」などと話した。