新名物「焼きとち餅」 お菓子の壽城30周年 愛される味に

 お菓子の壽(ことぶき)城(米子市淀江町佐陀)は、オープンから30周年を記念し、新商品「焼きとち餅」の販売を始めた。オープン当初から販売する名物「とち餅」に手を加えた限定商品で、原材料のトチの実の割合を従来の商品の1.5倍に増やすなど、風味と食感にこだわった。関係者は「地元の人にも愛される新たな名物にしたい」と意気込む。

 新商品は新たに施設内に茶屋を模した小屋を設置して今月16日から販売を始めた。土産物として人気のある従来商品の「とち餅」を一回り大きくし、銅板の上で両面を焼いて提供する。

 商品開発は30周年の目玉の一つとして3年前にスタート。原材料の割合などを調整し、餅の食感とトチの実の風味がより強く感じられるよう試行錯誤したという。「その日が最もおいしく食べられる」として、消費期限を1日とした。

 価格は1個240円。6個入り1350円。開発に携わった菓子職人の石原秀樹さん(51)は「しっとり上品な味で、焼きたても少し冷めた状態も楽しんでもらえる。1個からでも気軽に立ち寄って試してもらえれば」と広がりに期待を寄せる。(川口耕)

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