鳥取県警は、過去10年間に県内で発生した飲酒運転事故の発生件数をまとめた。今年10月末までの人身事故はすでに昨年の件数を上回り、飲酒運転の発覚による免許の取り消し処分も4割増加。コロナ禍で控えていた会食が増えたことも一因とみられ、県警は忘年会シーズンを前に啓発や取り締まりを強化する。
県警交通企画課によると、2013~22年に県内で発生した飲酒運転による人身事故の件数は合わせて125件。142人が負傷し、15人が死亡した。
年間で最も事故が多かったのは17年の18件。同年以降は減少が続き、コロナ禍が続いた昨年は4件(負傷者4人、死者ゼロ)となったが、今年は10月末時点で7件(負傷者9人、死者1人)と増加に転じ、死亡事故も発生している。