健康と省エネを両立した住まいの魅力を体感する「SDGs×NE-ST(ネスト)な住まいづくりフェア2024」が17日、鳥取市吉成3丁目の市民体育館で開かれた。住宅や環境問題に関するさまざまな体験ブースが設けられ、約700人の参加者が未来の住まいづくりについて楽しく学んだ。
昨年に続き2回目。とっとり健康省エネ住宅「NE-ST」の普及を目指し、性能を体感して将来の住まいづくりに生かしてもらおうと県が企画した。
館内には断熱材を入れた紙製のミニハウスを作るコーナーや太陽光で列車の模型を走らせるコーナー、窓サッシや断熱材などの機能を体感できる建材メーカーのブースなどを用意。SDGsのクイズに挑戦するコーナーには子どもたちの長い列ができた。NE-STの断熱性能を備えたコンテナハウスでは、わずかな暖房で室温が維持できる機能を家族連れが体感した。
同市福部町八重原の小谷勉さん(63)は「予想以上に暖かくて驚いた。今の住まいは断熱材が入っていないので、リフォームの参考にしたい」と話した。