青翔開智中学・高校(鳥取市国府町新通り3丁目)で17日、「青開学会」が開かれ、生徒が1年間の探究学習の成果をポスターセッション形式で発表した。
同校は地域や社会の課題解決をテーマにした探究学習を中心に据えた教育カリキュラムが特徴。中学1年から高校1年までは4、5人ずつのチームで、高校2年の生徒は個人で探究のテーマを決め、フィールドワークや企業見学、調査実験などに取り組んでいる。
文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)としての事業成果発表を兼ねて実施。保護者や地域の協力者、教育関係者ら約600人が訪れた。
生徒らは実験データや制作物などをまとめたポスターの前で堂々とプレゼンテーションした。「遊びの中で意識づけをすることで小学生の協働性を育むことは可能か」をテーマに研究し、学年代表に選ばれた高校2年の後藤真嘉さんは「小学生相手の実験では仮説通りにいかない難しさがあったが、研究を通して教育分野の学問に一層興味がわいた」と話した。