和紙と和布をテーマにした企画展「和ごころ遊び」が、鳥取市南隈のコミュニティプラザ百花堂で開かれている。写真クラブを主宰する山本ふさえさんの因州和紙を使った写真やあんどんが並び、来場者の目を楽しませている。25日まで。
山本さんは和紙を活用した写真作品の制作に力を入れており、和紙に印刷した後に蝋引(ろうび)き加工を施すなどオリジナリティーあふれる作品約40点を展示。透け感のある和紙写真をあんどんと組み合わせることで、「和紙の新しい楽しみ方」を提案する。
約20年にわたり和紙のちぎり絵制作に取り組み、一昨年に87歳で他界した同市の中尾艶子さんの作品37点が会場を彩る。長女の和子さんは「母が愛した鳥取の風景を楽しんでいただればありがたい」とアピールしている。
和布小物作家・どばちゃんによる手作り雑貨の販売やワークショップ(因州和紙ランプ2千円、つまみ細工千円)もある。