米子市大崎の「崎津1区大注連縄(おおしめなわ)保存会」(松本真会長)は、大しめ縄を大崎神社(門脇紀文宮司)に奉納した。300年前から続いてきた地域の伝統行事だといわれている。
奉納された大しめ縄は、長さ約5・7メートル、最大胴回りが約1・8メートル、重さ約300キロ。専用の山車に載せて、上には色とりどりの旗を取り付け、大崎の上(かみ)から町内のメイン道路となる内浜道路を練り歩きお披露目。一目見ようとたくさんの地区住民らが出迎え、大しめ縄の新調を喜んだ。
町内を練り歩いた後、参道を通り神社へ奉納し、鳥居に取り付けられた。
門脇宮司は「伝統行事を持続させるのは大変なこと。今回も皆さんの力で立派な大しめ縄を奉納していただき感謝したい」と喜んでいた。
大しめ縄は4年に1度新調されているが、今回は新型コロナウイルスなどの影響もあったため5年ぶり。