かき餅 心込めて発送 智頭・那岐特産 県内外で人気

 

 鳥取県智頭町の那岐地区で12日、特産品「かき餅」の発送作業が始まった。同町西宇塚の作業所では地元住民らでつくる那岐特産品開発研究会のメンバーが、色とりどりのかき餅を数枚ずつまとめてわらで編み、心を込めて作業に当たった。

 かき餅は寒さが最も厳しいとされる「寒」の時季に作られる郷土食で、「氷餅」とも呼ばれる。素朴な味わいと風味の良さから幅広い世代のおやつとして親しまれ、同会が1992年から販売用に製造を始めた。

 自家栽培で粘りの強いもち米「鈴原」に黒豆、ニンジン、青のり、シソ、ユズを練り込んで味付け。贈答用としても人気で、すでに県内外から注文が寄せられている。国政隆昭代表(88)は「例年通りおいしいかき餅に仕上がった。懐かしさを感じながら、味わってほしい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事