鳥取県や兵庫県但馬地域の洋画家らでつくる鳥取洋画家協会の第8回展が20日、鳥取市のとりぎん文化会館で開幕した。味わい深い風景画や色鮮やかな抽象画など個性豊かな作品40点が会場を彩っている。24日まで。
同協会は、2016年に設立。鳥取市に豊かな感性を育む美術館の必要性を訴えながら、創作活動を続けている。
今回は会員34人と招待作家として米子市在住の画家石田しのぶさん、アートスペースからふる所属のアーティスト5人が出展。命をテーマに抽象画を描く森田しのぶさんの最新作「生命の回想0243」や、黄色の温かで広がりのあるイメージを昇華させた山根文子さんの「黄望」など独創的な作品が目を引く。
会場には能登半島地震の被災者支援のための募金箱を設置。同協会理事の森田さんは「石川県の地震は決して人ごとではなく、皆で助け合うという気持ちを少しでも届けたい」と話した。