三朝町高勢地域協議会(徳田修一郎会長)の「第42回高勢まつり」が、同町小河内の高勢地区公民館であった。「支え合い 笑顔で元気な高勢」をスローガンに、地域の交流や活気を取り戻そうと3年ぶりの開催となり、多くの住民らでにぎわった。
午前の部は作品展示会場で、住民手作りの洋服や生け花、手芸、工芸品、杉玉など技巧を凝らした作品を鑑賞。昼食時には恒例のカレーライスが振る舞われ、参加者は久しぶりの交流を楽しんだ。
午後の部は芸能祭・歌謡ショーがあり、和楽器奏者の山内有二さんと山田祐子さんのコラボによる三味線や和太鼓、しの笛の演奏が披露された。参加者はふるさとなどの曲を、手拍子しながらみんなで歌った。
男女デュオのオリーブは、北国の春など懐かしい12曲を熱唱した。また、地元有志の男性3人が「三朝慕情」を披露。女装の着物姿で決めポーズをとるたびに会場は笑いと拍手に包まれ、大盛況だった。
町内から参加した女性は「久しぶりに皆さんの様子や笑顔が見られてとても良かった」と述べ、徳田会長は「先人の教えに従い祭りを絶やさないと一念発起。皆さんの協力で開催できて良かった」と話した。