子ども向けに作られた手のひらサイズの小さな無線操縦カーで遊ぶイベント「トイラジコンで遊ぼう」が、大山町古御堂の旧庄内小学校で開かれた。
ゲームやインターネットに費やす時間を、少しでも友だちや親子で過ごす時間にしてほしいと、日本海新聞名和販売所が企画し、地域自主組織「かくわの郷庄内」(中原哲也会長)と共催で実施。町内から15人の親子連れが参加した。
子どもたちは机の上に並んだ12台の無線操縦カーに目を輝かせ、お気に入りの車を選びさっそく試運転。新聞紙やゴムホースを使った手作りのサーキットで走らせ競い合っていた。操作に慣れてくるといよいよレース大会の開始。
二つのグループに分かれて予選をし、各グループの首位が決勝で対決した。大会ではスタートシグナルを押す係、コースアウトした車を戻す係、カメラ撮影係など、率先して子どもたちが運営に参加していた。
決勝で大人を破って見事優勝したのは名和小5年の阪本柊弥君。賞状と副賞を手に満足そうだった。惜しくも入賞を逃した同小1年の藤後文汰君は「操作が難しかったけど楽しかった。また次も参加したい」と笑顔で話した。