校名問題で二転三転し、昨年末に正式な校名が決まった鳥取県倉吉市の打吹小で10日、校名披露式が開かれた。地域や保護者らを巻き込み、紆余(うよ)曲折を経た校名は本年度から正式に採用され、新たなスタートの日を迎えた。
始業式に先立って行われた式典には、在校生や教職員、市の関係者ら約160人が出席。広田一恭市長は式辞で「心配をかけていた校名が成徳、灘手、明倫3地区の小学生や就学前児童のいる家庭の意見を最大限尊重して決まった」と説明。山名毅校長は「地域の皆さんと打吹山から頂いた新しい名前。みんなで大切にしよう」と呼びかけた。