鳥取市在住の水彩画家、竹内ロウさん(66)の作品展「鳥取ノスタルジアVol.2」が18日、鳥取市栄町のギャラリーそらで始まった。鳥取県内の風情ある町並みや豊かな自然を繊細に描いた作品33点を展示している。23日まで。
竹内さんは長年、東京で漫画家として活動し、2022年1月にUターン。現在は水彩画家として「古き良き鳥取の風景」を描きながら、鳥取市や倉吉市などで個展を開いている。
展示は昨秋~今春に描いた最新作が中心で、水面に映るピンクが幻想的な「鹿野城跡公園の桜」や、清涼感あふれる「春の下船岡神社前」などが並ぶ。少年時代から慣れ親しみ、特に思い入れが強いという「仁風閣」のシリーズも見どころの一つ。
竹内さんは「鳥取にはまだまだ絵になるいい風景があり、作品を通して懐かしい気持ちになってもらえれば描いたかいがある」と話した。