鳥取市青谷町の「青谷かみじち史跡公園」のオープンに連動し、同公園を発着点とした同町内の名所を巡るウオーキングマップが誕生した。町内の歴史をひもとくことができる場所など、知る人ぞ知る観光スポット13カ所を紹介。同公園に訪れた人を周遊観光につなげ、地域の魅力発信を図る。
マップは鳥取市が作成。古代山陰道の一部である中町通りや400年以上前に建立された専念寺などを巡るルートと、鳴り砂の浜として知られる井手ケ浜や、古墳時代の石室に使われた板状安山岩の露頭が見学できるルートの2コースを紹介し、裏面には各所の詳細な説明文も記載した。いずれも50~60分程度で散策できる。
ルートは、あおや郷土館と市青谷町総合支所、市観光・ジオパーク推進課の職員が、実際に町内を巡り、お薦めの場所をピックアップして選定。写真スポットや駐車場、トイレもマップ上に記した。マップは同公園や同支所などで配布している。
同課は「かみじち史跡公園に注目が集まっているからこそ、周囲の面白い場所も知ってほしい。ぜひマップを片手に巡ってもらえたら」と話した。