映画「碁盤斬り」は緊張、人情、映像美が見事な時代劇 草なぎ剛さんの新たな代表作に【山崎あみ『うるおう』リコメンド#70】※音声連動記事

  • (C)2024「碁盤斬り」製作委員会
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 ラジオDJ、モデルなどマルチに活躍する山崎あみさんが、きょうが潤うコンテンツをお薦め。YouTubeなどで山崎さんと記者による詳しいお薦めトークを聴けます。「うるりこ」で検索を。

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 草なぎ剛さん主演の映画「碁盤斬り」(白石和彌監督・5月17日全国公開)は、緊張感と、人情あふれる粋な人々、陰影が生む趣を重んじた映像美が相まって、素晴らしい時代劇です。囲碁がお好きという脚本家・加藤正人さんが落語をアレンジして、シナリオを練り上げたそうです。

 草なぎさん演じる柳田格之進は、濡れ衣を着せられ、妻も失い、彦根藩を追われた浪人です。娘・お絹(清原果耶さん)と、長屋で貧しい暮らしを送っています。

 格之進はとても生真面目で、昔からたしなんでいる囲碁の打ち方にも、人柄が表れています。

 その囲碁がきっかけで、質屋の旦那・源兵衛(國村隼さん)と知り合い、2人は何度も対局を楽しむようになります。

 そんなある日、旧知の藩士から、自身の冤罪事件の真相を知らされた格之進は、復讐を決意します。ところが、格之進はさらに全く別の、大金が絡んだあらぬ疑いまでかけられ、窮地に立たされてしまいます。お絹は、父が...

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