日野、伯耆の出雲街道巡る 岡山の住民グループが最後の「歩こう会」実施

 岡山県真庭市の住民グループ「出雲街道勝山宿の会」(石川日出夫代表)は、街道を巡る「つながる出雲街道を歩こう会」の最終回を日野、伯耆両町で実施した。会員や一般参加者ら約70人が参加。出雲街道の維持保存や歴史継承を通じて交流のある「奥日野ガイド倶楽部(くらぶ)」と「二部地区活性化推進機構歴史ガイド部会」の案内で二部宿―根雨宿の約8キロを歩いた。

 歩こう会は2012年から取り組む催しだが、会員の高齢化に伴い区切りをつけた。今後はガイドブック作りなどを進める。岡山県内の区間を踏破したため、最終回は鳥取県の出雲街道を選んだ。

 一行は、松江藩主の本陣と言われた足羽家や船場山たたら跡などを訪ね、古民家で甘酒などを楽しんだ。

 石川代表(89)は「鳥取県側の協力で最終回を楽しく歩くことができた」と感謝。案内した奥日野ガイド倶楽部の佐々木彬夫会長(79)は「最後の講師に選んでいただいて光栄。道の持つ歴史をもっと深掘りしていきたい」と話した。

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