“宇宙の旅”演出体験 ビッグシップ多目的ホール 小中学生、舞台裏楽しむ

 米子コンベンションセンターで、地域の小中学生たちが照明や音響機器を操作し演出した舞台を親子連れが楽しむイベントがあった。鳥取県西部を中心に38人が参加し、舞台の演出を肌で体感した。

 同センターが自主事業として初めて企画。舞踊や身体表現が専門の鳥取大地域学部の木野彩子准教授がコーディネートした。

 同センター多目的ホールを宇宙空間に見立てたストーリー仕立て。小中学生の参加者は午前中、照明や音響機器の操作を教わり、リハーサルを体験。午後の本番では宇宙を思わす幻想的な音や照明で演出した。

 本番に参加した親子連れらは、言葉や踊りによる誘導でホワイエから通路、舞台へと移動。子どもたちは、宇宙を旅する演出に歓声を上げた。外部スタッフや鳥大生らが協力した。

 同市両三柳の保育教諭、梅林沙耶香さん(36)は「舞台の裏側を見るいい機会になった」と話し、長女のかんなさん(6)は「星も見えて宇宙に行ったみたいだった」と笑顔だった。

 岩田志穂子副館長は「高校の演劇部員も少なくなっていると聞く。小さい頃から舞台空間に親しんでもらいたい」と話した。同センターでは事業を今後も続けていく予定にしている。

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