ドローンの普及と活用を促進しようと、ドローン事業などを手がけるskyer(スカイヤー)(大山町加茂)の宇佐美孝太社長(33)が23日、鳥取市西品治の鳥取城北高を訪れ、ドローン一式と目録を贈った。宇佐美社長は「生徒なりの使い方を見つけ、地域課題解決に役立ててほしい」と話した。
寄贈されたドローンは縦24・5センチ、横29センチ、高さ5・5センチの小型サイズで、上空から写真や動画が撮影できる。写真部員2人とアントレプレナー部員3人が贈呈式に出席し、写真部3年の西尾遼汰さん(17)は「体育祭などで上から全体を撮影してみたい」と興味深そうだった。
同社は、災害時などに無人航空機で救援物資を輸送する鳥取県との協力協定を2019年に締結。これまで要請実績はないが、今月21日に県は官民連携組織「とっとりドローン活用推進協議会」を発足させた。
宇佐美社長は「今後ドローンは需要が増す。ドローン操縦者として生徒に活躍してほしい」と期待した。(後藤昇一郎)