伝統芸能親しんで 安来節演芸館 新装オープン

 安来節演芸館(安来市古川町)が26日、グランドオープンした。経年劣化した空調設備などの改修で約1年間休館していた。式典で関係者らが鏡開きをして新たな門出を祝った。

 安来節保存会会長の田中武夫市長が「安来節の振興を中心に、魅力ある観光施設施設として、市民にも親しまれる交流拠点となる」とあいさつ。西尾俊也館長は「桟敷席や花道といった館の特徴を生かし、落語や神楽など伝統芸能も展開していきたい」と力を込めた。

 公演を前に大分県中津市の70代夫婦は「以前にも一度訪れた。どじょうすくい踊りが楽しみ」と話した。

 安来節公演は土日、祝日に午前11時20分と午後1時20分の2回。料金は一般千円、小中学生500円。20人以上の団体予約は平日も受け付ける。(上本康成)

 ◇記念公演として「安来節と出雲神楽の競演」を6月2日午前11時と午後2時に開催。料金は一般1500円、小中学生800円。問い合わせは電話0854(28)9500。

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