「第23回SUN-IN未来ウオーク」(認定NPO法人未来主催、新日本海新聞社など共催)は最終日の2日、倉吉パークスクエアを主会場に、五つのコースで繰り広げられた。県内外から訪れたウオーカー1023人が、県中部各地の景観や道中のおもてなしを楽しみながら健脚を競った。
この日は、琴浦町赤碕の鳴り石の浜を出発し、北栄町のコナン通りを歩く32キロコースや、「日本一美しい廃線跡」として人気が高まっている倉吉市関金地区の旧国鉄倉吉線廃線跡を歩く20キロコースなどで展開。参加者は、それぞれのペースでゴールを目指した。
旧国鉄倉吉線廃線跡の観光案内所(同市関金町泰久寺)では、燻製(くんせい)道楽(青木利晴代表)の人気商品、燻製の卵が振る舞われ、ウオーカーたちの疲れを癒やした。福井県若狭町から参加した松岡喜栄さん(71)祝子さん(67)夫妻は「卵の燻製は初めて食べた。元気が出て、完歩できそう」と笑顔で話した。
10キロコースでゴールした兵庫県加古川市の越智好美さん(67)は4回目の参加だといい、「学生のボランティアが礼儀正しくさわやかで、イチゴのおもてなしもうれしかった。毎年参加したい」と満足そうだった。