鳥取民芸の技つなぐ 鳥取たくみ工芸店 牛ノ戸焼400点展示

 鳥取民芸の草分けとして知られる牛ノ戸焼(鳥取市河原町牛戸)の展示会が、同市栄町の鳥取たくみ工芸店で開かれている。同市の民芸運動家、吉田璋也によって見いだされ、今も作り続ける黒と緑の染め分け皿などが並ぶ。10日まで(水曜定休)。

 6代小林孝男さん(72)と長男の遼司さん(38)が2021年から毎年開催。染め分けや伝統の梅紋の花瓶などの代表作、初期のモチーフでアシとガンを配したふたものなど、70種400点をそろえた。7代が手がけた陶板やペンダントなども目を引く。

 孝男さんは「璋也先生が教えてくれた美しいものの形を崩さないことが大事。新しいものであっても、璋也先生の薫りは消さないようにしたい」と技を継承する意義を説いた。

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