鳥取の魅力をダンスで表現 交流通し地域に活力 米子松蔭高ダンス部 添谷分校で動画撮影

 鳥取県の魅力を伝えようと、米子松蔭高のダンス部が、県内各地の「残したい場所」でダンスを踊る動画作りに取り組んでいる。撮影前には周辺住民とも交流し、地域に活力を与えている。

 同部は3年前から、県内各地で撮影したダンス動画をテレビ番組の企画に応募し、鳥取の魅力を発信してきた。今年は「○○を残したい」をテーマに地域の人々が大切にしてきた場所を巡って動画を作り、来年の「とっとりの魅力発信PR動画コンテスト」へ応募する予定。

 5月28日には、部員26人が伯耆町添谷の旧日光小添谷分校で撮影に臨んだ。舞台に選んだのは、木造校舎の懐かしさが感じられる教室や廊下。立ち位置や腕を上げる高さ、振りの緩急といった細部にまでこだわって、4人組バンド「Official髭男dism」の「Subtitle」など3曲に合わせた踊りを収録した。

 撮影前には住民から分校の歴史や集落の現状を聞き、お礼として力強いダンスを披露するなど交流を深めた。集落の活性化に取り組む「添谷を元気にしよう会」の本庄純一会長は「若い人が来てくれてうれしい。迫力あるダンスに元気をもらえた」と話した。

 部員の上野華暖さん(17)=3年=と牧野莉子さん(17)=同=は「住民の皆さんの前で踊れて楽しかった。動画撮影を通して、いい思い出を作っていきたい」と笑顔を見せた。

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