米子市皆生温泉のオリジナル日本酒「皆生温泉・海に降る雪 上代」に使う酒米の田植えが伯耆町福岡の水田であり、温泉旅館の関係者や地元住民らが豊作を願って苗を植えた。
「海に降る雪」は同温泉旅館組合と千代むすび酒造(境港市大正町)、どぶろく会社の上代(伯耆町福岡)がコメ作りから酒の仕込みまで手がけている。
酒造りは今年で17回目。上流部にある地区の水田約3ヘクタールで、地元住民の協力を得ながら酒造好適米の五百万石を栽培する。
作業には、森のようちえんmichikusa(同町二部)の園児や皆生温泉の旅館関係者ら約40人が参加。6アールの水田に一列に並び苗を一つ一つ手で植えた。
9月下旬には収穫し、来年1月には日本酒の仕込みを始め、3月ごろから旅館などで販売する予定。同組合の港英明副組合長は「きれいな水で育った自慢のお酒でリピーターも多い。本数を増やしてたくさんの人に飲んでもらいたい」と話した。