歌手の小林幸子(70)が芸能生活60周年を迎え、東京都内で記念パーティーが開かれた。開始前に囲み取材に応じた小林は「決して順風満帆ではなかったけれど、60年たった今が一番楽しいです」と笑顔で言い切った。
1964年に「ウソツキ鴎」でデビュー。レコーディング時には、作曲家の故古賀政男が一緒に歌ってしまいNGが重なったと明かし「孫のような感じですごくかわいがってもらいました」と懐かしんだ。
約10年前からは動画配信サイト「ニコニコ動画」にも活動の場を広げ、若者の間では「ラスボス」の愛称で親しまれている。「楽しんでもらえるなら何でもいいなって。今与えられた仕事を一生懸命やると、不思議と新しい出会いがある。これからもこうやって生きていきたい」と語った。
「歌が好きで、今も変わらずやっている」と60年を振り返った小林。いつまで続けるか問われ「歌えるまで。声の年齢を感じたら潔く(引退)、と思いますけど、おかげさまでものすごく元気です!」と一層の活躍を約束した。
8月1、2日に東京・新橋演舞場で「小林幸子60周年記念公演 ラスボスのキセキ」を行う。