「俺が育った水俣は美しくあっていいんだ」

 迷って、迷って記憶伝える【生き抜く】「水俣病」

  •  打楽器「ジャンベ」を抱え、熊本市内の夏祭りに参加した杉本肇。暮らしの原点には笑いがあると信じている=2024年6月
  •  不知火海に面し、山に囲まれた入り江が続く熊本県水俣市の沿岸部。奥は津奈木町=2024年6月
  •  茂道の港で、シラス漁などで使う網を手にする杉本肇=2024年6月、熊本県水俣市
  •  

 海と山に囲まれた離れ小島のような集落、熊本県水俣市の茂道(もどう)。水俣病が公式確認される2年前の1954年、地元紙が「猫てんかんで全滅」と初めて報じた場所だ。祖父母と両親が重症患者という家の長男、...

残り 2248 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事