障がい者の誘導方法学ぶ 安否確認や一斉放水も 鳥取・明徳地区総合防災訓練

 鳥取市の明徳地区自主防災会(福田一雄会長)は、地区の総合防災訓練を行った。10町内会から住民約150人が参加し、安否確認や放水訓練などを通して防災意識を高めた。

 訓練では、町内会や自警団が地区内の1人暮らしの高齢者の安否確認を行うと、避難所の明徳小まで誘導。避難住民が集まると、校庭で連合自警団が一斉放水を披露した。

 体育館では、日赤県支部の平尾淡さんが能登地震の派遣体験をもとにした感染症予防の注意点や留意点について解説。避難行動要支援者訓練では、同市社協や地域にある福祉施設の「つむぎ」と「木守舎」の職員から視覚障がい者の誘導方法を学び、参加者らは半透明のスクリーンで目を覆った人の誘導を体験した。

 福田会長は「地域の施設と共同できてよかった。実技体験はとても大事。参加者も多く、意義のある訓練となった」と話した。

 訓練終了後には非常食のアルファ米とお茶が配られた。

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