2026年度から市立中学校の制服を性差を感じさせないジェンダーレスに統一する倉吉市教委は25日、統一制服検討委員会(中山歩み委員長)を開き、5種類のデザイン案を公開した。児童生徒へのアンケートで2種類に絞り、来年2月に決定する。
市内5中学校の1年生が検討委員となり、多様性への配慮や耐久性など、市の方針を満たす約50種類の見本から「倉吉らしさ」を基準にスラックスとスカートのデザインをそれぞれ選んだ。ブレザーは紺色で統一する。
委員らは「児童生徒主体で選んでほしい」とし、来年1月16日から2月24日まで市立小中学校の全児童生徒(小学1~3年は家庭単位)にアンケートを行い、最も支持を集めた上位2案を最終候補とし、2月下旬開催の教育委員会で決定するとした。
会議後、中山委員長は「自由度の高いデザインが選ばれた。アンケートでも自分らしさを追求して回答してほしい」と話した。
デザイン案は今月26日から同市山根の商業施設「パープルタウン」で展示されるほか、来年1月16日から市内各中学校で巡回展示される。