今年も、もう少しで終わり。世界がますます悪くなると感じている人もいるかもしれないけれども、「楽観的」でないと、脳の働きが十分に発揮できないという事実がある。
子どもは本来、楽観的である。未来が今よりも良くなると思っている。何よりも、これからさまざまな未知の経験があると感じている。だからこそ、積極的に行動する。大人も、できるだけ楽観的なのがいい。その方が、心のウェルビーイングになるのはもちろん、仕事や生活も発展していく。
脳が楽観的である何よりのメリットは、さまざまなことを試してみるということである。前向きに動けば、多様な経験や学びも可能になる。
楽観的であるということは、脳の前頭葉を中心とする回路が、物事をポジティブに解釈する状態を指す。同じ対象でも、楽観的に解釈したほうが、気分も上がるし、その後の行動にもつながる。
日本人は、このところ、楽観的な気分を忘れてしまっているようだ。確かに、経済の停滞や少子高齢化の問題などがあるかもしれないけれども、悲観的でいるだけでは物事が進まない。いろいろなことがあった2024年だが、来年に向けて、少しでも楽観的な気持ちになりたいものである。
ところ...