モノクロの海、因州和紙に ドイツ人写真家のツォーンさん 28日から京都で個展

 ドイツ出身の写真家による個展「THE SEA MY SOUL 海 私の魂」が28日、京都写真美術館(京都市)で開幕する。全ての作品を鳥取県名産の因州和紙にプリントしており、鳥取砂丘を捉えた写真も並ぶ。2月2日まで。入場無料。

 写真家ギュンター・ツォーンさん(71)=東京都在住=が「海」を被写体に鳥取、石川各県のほか、フランスなどで撮った作品25点を集めた。境港市出身の写真家、故植田正治氏の作風に影響を受けたツォーンさんの作品は全てモノクロ。約2年前から印刷用紙に因州和紙を使用するなど、鳥取と縁が深い。

 開催に際し、ツォーンさんは「立体的な効果を持ち、独特でありながら滑らかな質感、温かみのある手触りがあり、微妙なグレートーンを表現することができる因州和紙は私の海景画にぴったり」とコメントを寄せた。

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