台湾・新竹県横山郷の小学生が14日、友好交流協定を結んでいる若桜町を訪れ、同町浅井の若桜学園の児童と日本の伝統的な遊びや台湾では経験できない雪合戦などを楽しんだ。
若桜学園の児童らと交流を深めたのは、台湾の内湾小と沙坑小の児童22人。2021年の協定締結後、コロナ禍を経て今回が初めての交流事業となった。一行は12日から16日まで来日し、若桜町などで日本や鳥取の文化に触れた。
児童らは互いの学校紹介で顔合わせをした後、一緒にけん玉やこま回しなどの日本の伝統的な遊びに挑戦。氷ノ山自然ふれあい館響の森(同町つく米)では、一面の銀世界の中で、初めてのそり遊びや雪合戦などに熱中した。
同学園6年の川東忠義さん(11)は「言葉が通じなくてもジェスチャーで会話して、楽しく交流することができた」と話した。
12月には若桜学園の児童が台湾を訪れる予定で、内湾小6年の王岑暄(ワンツェンシェン)さん(11)は「初めての雪遊びが楽しかった。12月に台湾に来られる際はたくさんもてなしたい」と再会を心待ちにしていた。
(亀谷友紀)