境港の魚や水産業に関する問題に挑む「第14回境港さかなの達人検定」が2日、境港市上道町の境港商工会議所であった。同市をはじめ鳥取、島根両県から計18人が受検した。
境港水産振興協会(江尻敏美会長)が2011年から実施。魚の知識を学んでもらい、魚食普及や水産業を盛り上げようと毎年行っている。今回は9~75歳の幅広い年齢層から応募があり、「達人」(初級)に17人、「スーパー達人」(上級)に1人が挑んだ。
スーパー達人の問題ではでは「寒い時季に境港で水揚げされるイカの和名」、達人では「ベニズワイガニの生息域の水深」-などの問題が出題された。
達人に初めて挑んだ同市明治町の会社員、野村陽人さん(22)は「おおむね分かった。自分の予備知識が生かせたと思う」と、手応えじゅうぶんの表情だった。
同協会によると、これまでの累計合格者は、達人が193人、スーパー達人が24人。試験開始前にあいさつに立った江尻会長(74)は「年齢を問わず皆さんの飽くなき向学心と探究心を素晴らしく思う」と激励した。合否は今月中に通知される。