【映画『怪獣ヤロウ!』Wインタビュー#3完】笑われてもいい「爆笑王」 お笑い芸人ぐんぴぃの夢

  •  「今度映画に出るなら、とんでもなく嫌な役をやってみたいです」と語るぐんぴぃ=東京都内
  •  「映画を撮りたいという思いをくんでくれた事務所や社長への恩返しをしたい思いもあります」と語る八木順一朗監督=東京都内
  • 3回続きの(3)完

 ご当地映画「怪獣ヤロウ!」の八木順一朗監督と、主演したお笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃ。共に芸能事務所「タイタン」に身を置く2人には、追い続ける夢や目標がある。

 八木監督は映画監督を志し、大学の卒業制作で漫才師の映画を作ったことがきっかけでタイタンに入社。お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二らのマネジャーを務めてきた。

 田中が「ぐんぴぃ、映画に出るの? なぁんだ、八木の映画か」とちゃかし、太田光が「八木のだって映画じゃん!」とフォローし笑いを誘う一幕もあったという。今後撮りたいのはそうして間近で見てきた「所属タレントの面白さが生きるような作品」だ。ぐんぴぃの相方土岡哲朗も、お笑いコンビ「キュウ」の清水誠も…と、語り出したら止まらない。

 賞レース「キングオブコント」「M―1グランプリ」に出場し芸を磨いてきたぐんぴぃの夢は「爆笑王」。かつて、インターネット上でインタビュー映像が話題となり“ネットのおもちゃ”になった経験を持つ。消費されて終わりにはしない、という強い思いがある。

 しかしそれは「笑われたくない」ということではない。「よく、芸人は笑われるな、笑わせろ!と言われるけれど、太田...

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