漫画家・エッセイストのさくらももこさんの作品などを紹介する「さくらももこ展」(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ会場特別協賛)が開催中の米子市美術館で19日、さくらさんのエッセー集「もものかんづめ」にちなみ、来場客が自らの思いを缶詰に託すワークショップが開かれた。
「もものかんづめ」には、さくらさんが体験した日常の出来事がユーモアたっぷりにつづられている。ワークショップには、7~11歳の小学生とその親など10組が参加した。
自分を表現した缶詰を作ることがテーマとなっていて、参加した小学生らはハートやクローバーの形をした飾りの中から、自分を表す色や形を選んで缶に入れ、表に自分が描いた似顔絵と名前を貼り付けてオリジナルの缶詰を完成させていた。
湯梨浜町から参加した小学3年の石沼唯花さんは、たくさんのピンク色のシールを使って缶の表面を飾り付けた。「好きな鳥のシールを入れたりするのが楽しかった」と振り返っていた。同展は来月26日まで開かれている。