自然愛好家らでつくる、ネイチャージャーナルの会員らによる自然観察記録を集めた企画展「ネイチャージャーナル展」が若桜町※米(つくよね)の氷ノ山自然ふれあい館響の森で開かれている。自然観察から得た学びや気付きを自由に描いた作品が来場者を楽しませている。12月1日まで。
自然観察で見たことや感じたことを、絵と言葉、数字を使ってノートにつづるネイチャージャーナルは、約40年前に米国の女性アーティストによって発案された。学びや気付きを視覚化することで、新たな発想や発見につながるとされる。
会場には、日本ネイチャージャーナルクラブの設立者で、主宰者の小林絵里子さんをはじめ、同クラブの会員、海外のクラブ会員らによる143点の作品が並ぶ。生き物や植物の観察を通じて湧いた素朴な疑問や発見が遊び心を交えながら記されており、さまざまな感性に触れることができるほか、作品づくりを体験できるコーナーもある。
同館主事の山根大央さんは「出展者一人一人の自然に対する感じ方の違いを見てもらいたい。企画展を見た後は、施設周辺の自然の感じ方が変わるかも」と話している。
※は「券」の「刀」が「旧」
会場 | 氷ノ山自然ふれあい館響の森 |
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